- 1. アクスタとは?
- 2. アクスタの作り方(ハンドメイド編)
- 3. プラ板を使って作る方法
- 3.1. 用意するもの
- 3.2. 下準備
- 3.2.1. プラ板の縮小率を測る方法
- 3.2.2. 必要なプラ板のサイズを計算する
- 3.3. 作り方
- 3.3.1. 1.プラ板に猫の画像を印刷する
- 3.3.2. 2.カットラインを書く
- 3.3.3. 3.カットラインに沿って切る。
- 3.3.4. 4.オーブントースターで焼く
- 3.3.5. 5.台座をつくる
- 3.3.6. 6.台座にスタンドを差し込む
- 4. レジン液を使って作る方法
- 4.1. 用意するもの
- 4.2. 作り方
- 4.2.1. 1.画像を印刷して切り取る
- 4.2.2. 2.ホワイトマットシールを貼る
- 4.2.3. 3.型取りをする
- 4.2.4. 4.レジンでアクスタ本体を作る
- 4.2.5. 5.形を整える
- 4.2.6. 6.台座を作る
- 5. アクスタの作り方(オーダーメイド編)
- 5.1. ネットで写真から作るアクスタの作り方、注文方法
アクスタとは?
アクリルスタンド(アクスタ)は、アクリル板に人物やキャラクターを印刷し、台座に立てて飾るグッズアイテムです。キャラクターやゲーム、クリエイターの公式グッズで定番のアイテムで、推し活に欠かせないものになっています。
最近では市販品だけでなく、イラストやペットの写真で作る個人が作るオリジナルグッズも増えています。
オリジナルのペットグッズでもアクリルスタンドは人気があり、多くの飼い主さんが愛猫や愛犬のうちの子グッズを作っています。
下記のような、アクリルスタンドならではの特徴が人気の理由になっています。
- 抜群の存在感
小さなフィギュアのような立体感は、デスクに飾れば、愛猫がいるような気分に - 美しい透明感
ガラスのような透明度が美しく、写真が鮮明に印刷される - 持ち運びやすさ
軽量でバッグに入れてもかさばらず、外出先でも気軽に楽しめる。 - 手頃な価格
コレクションしやすい価格帯で、複数作って楽しめる
室内飼いの猫は、犬のようにお散歩に連れて行けないけれど、アクスタなら一緒にお出かけ気分を味わえますね。
アクスタの作り方(ハンドメイド編)
市販の材料を使って、アクリルスタンドを自作することができます。難しい作業はなく、材料も手に入りやすいものばかりなので、お子さんと一緒に楽しんだり、ハンドメイド入門としてもおすすめです。
代表的な2つの作り方をご紹介します。
- プラ板を使って作る方法
- レジン液を使って作る方法
それぞれに特徴があるので、お好みや用途に合わせて選んでみてください。
プラ板を使って作る方法
用意するもの
- プラ板(インクジェット印刷対応)
- インクジェットプリンター
- はさみ
- オーブントースター
- アルミホイル
- プラスチック粘土
- へら、デザインナイフ(必須ではありませんがプラスチック粘土の成形用にあると便利です)
- 粗めのヤスリ、ネイルリムーバー、クリアファイル(プラ板に写真を転写する場合)
下準備
プラ板は加熱すると縮みます。
そのため、プラ板を加熱したらどれだけ縮むか縮小率を調べて、アクリルスタンドに必要なプラ板のサイズを調べます。
プラ板の縮小率を測る方法
- プラ板の端を10cm×10cmにカット
- アルミホイルに乗せてトースターで加熱する(160°前後が目安)
- 一度くしゃくしゃになった後、元の形状に戻ったら取り出す
- 縮んだサイズを測定する(例:10cm→4cmなら40%に縮小)
- 縮小率 (%) =(縮んだサイズ ÷ 元のサイズ) × 100
※縮んだサイズ=アクスタの完成サイズ
- 縮小率 (%) =(縮んだサイズ ÷ 元のサイズ) × 100
必要なプラ板のサイズを計算する
この縮小率が分かれば、アクリルスタンドの完成サイズから逆算して必要なプラ板のサイズが計算できます。例えば5cmのアクリルスタンドを作りたい場合、40%に縮むプラ板なら、約12.5cmのサイズが必要になります。
- 必要なプラ板のサイズ=アクスタの完成サイズ÷縮小率(40%=0.4)
この下準備をしっかり行うことで、思い通りのサイズのアクスタが作れるようになります。
作り方
1.プラ板に猫の画像を印刷する
下準備で計算したサイズのプラ板に猫の画像を印刷します。家庭用プリンターがない場合は、次の方法で画像を転写することができます。
プラ板に画像を転写する手順
- 下地作り
プラ板表面を粗めのヤスリで擦り、ざらざらにする(インクのなじみを良くするため) - 画像を配置
猫の画像を印刷した紙を、印刷面を下にしてプラ板に乗せる(印刷はコンビニ等でする) - 転写液を垂らす
転写したい部分にネイルリムーバー(除光液)を数滴垂らす - なじませる
クリアファイルで挟み、ネイルリムーバーが馴染むように、5分ほど全体をまんべんなくこする - 完成
紙をそっと剥がせば転写完了
この方法なら、家庭用プリンターがなくても鮮明な画像をプラ板に写せます。ただし、転写すると画像が左右反転するので、文字入りの場合は注意が必要です。
2.カットラインを書く
猫の画像が印刷(転写)されたプラ板に、切り取り線を描きます。猫の輪郭から5mm〜1cm程度の余白を残してラインを引きましょう。
ポイント
- 輪郭にぴったり沿わせず、少し余裕を持たせる(5mm〜1cm程度)
- 細かい部分(ひげや耳の先)は簡略化してもOK
- 下部には台座差し込み用の突起を忘れずに
突起部分は、完成したアクスタを台座に差し込むための重要な部分です。しっかりと幅を持たせて、安定して立つように設計しましょう。
3.カットラインに沿って切る。
2.で描いた線に沿って、プラ板をカットします。普段使っているハサミで問題ありません。
細かい部分は無理せず、大まかにカットしてもOK。プラ板は意外と固いので、手を切らないよう注意しながら作業しましょう。
4.オーブントースターで焼く
プラ板をアルミホイルに乗せて、160°前後のオーブントースターで様子を見ながら焼いていきます。プラ板は一度くしゃくしゃに縮んでから平らになるので、慌てずに見守りましょう。
- 平らになったら取り出す
- 十分に冷ます(やけどに注意)
- 本などの重しを乗せて、反りを防ぎつつ形を整える
5.台座をつくる
100均で手に入る「おゆまる」や「おゆプラ」などのプラスチック粘土で、オリジナル台座を作ります。80°以上のお湯で柔らかくなり、冷えるとまた硬くなります。
何度でもやり直しができるので、失敗を恐れず挑戦できます。色付きの粘土を使えば、カラフルな台座も作れます。
6.台座にスタンドを差し込む
プラスチック粘土がまだ柔らかいうちに台座を成形して、プラ板の突起部分を差し込みます。しっかり固定できる深さまで差し込んで、バランスを確認しましょう。
- 粘土が硬くなってしまったら、ドライヤーで温めて柔らかくする
- プラ板が真っ直ぐ立つよう、角度を調整
- 完全に冷えて固まるまで待つ
これでプラ板で作るアクスタの完成です。
レジン液を使って作る方法
UVレジン液を使えば、より透明感のあるアクスタが作れます。ぷっくりとした立体感が特徴的な仕上がりになります。
用意するもの
- UVレジン液(紫外線で硬化する液状樹脂)
- UVライト
- 印刷用紙
- ホワイトマットシール
- クリアボード
- レジン用ライナーモールド(温めると柔らかくなる紐状のモールド)
- プラスチック粘土
- へら、デザインナイフ
- はさみ
- ヤスリ、カッター(レジンの成形用に)
- つまようじ
※レジン用のアクスタキットも販売されています。
材料を一から揃えると、使い切れないものが余りがち。必要なものがセットになったキットを使ってみるのがおすすめです。
作り方
1.画像を印刷して切り取る
印刷用紙に猫の画像を印刷します。
切り取る際は、猫の輪郭から数mm程度の余白を残してカットします。プラ板と同様に、下部には台座差し込み用の突起を必ず作っておきましょう。
この突起がないと、完成しても立てることができないので要注意です。
2.ホワイトマットシールを貼る
印刷した画像の裏面に、ホワイトマットシールを貼ります。これは重要な工程で、レジン液が紙に染み込むのを防ぎ、画像を鮮明に保つ役割があります。
- シールを画像より少し大きめにカット
- 空気が入らないよう、端から丁寧に貼る
- 画像の輪郭に沿って余分な部分をカット
このひと手間で、仕上がりの美しさが格段にアップします。
3.型取りをする
レジン液を流し込むための型を作ります。この工程で、アクスタの厚みと形が決まります。
- 紙の上に切り取った画像を置き、鉛筆で輪郭をなぞる
- クリアボードを紙の上に置く
- なぞった線に沿って、ライナーモールドで枠を作る
- モールドは画像より少し大きめに、土手のように囲む
型がしっかりしていないとレジンが漏れるので、隙間がないよう丁寧に作りましょう。
4.レジンでアクスタ本体を作る
いよいよレジン液を流し込んで、アクスタ本体を作ります。
- 画像を印刷した紙をモールド枠の中央に配置する
- UVレジン液をゆっくり流し込む
- 気泡ができたら爪楊枝で丁寧につぶす
- UVライトで硬化(2〜5分が目安。日光なら30分程度)
5.形を整える
固まったレジンを型から取り外し、仕上げ作業を行います。
- はみ出したレジンをカッターで慎重に除去
- 細かい部分はヤスリで滑らかに整える
これでレジン製アクスタの本体が完成です。
6.台座を作る
プラ板と同じように、「おゆまる」などのプラスチック粘土で台座を作ります。
粘土が柔らかいうちに、レジンで作ったアクスタの突起部分を差し込んで固定します。しっかり立つように角度を調整したら、冷えて固まるのを待ちます。
これでレジン製の愛猫アクスタの完成です。プラ板とは違う、ぷっくりとした透明感のあるアクスタに仕上がります。
アクスタの作り方(オーダーメイド編)
手作りの楽しさも素敵ですが、市販品のようなクオリティのアクスタを求めるなら、専門業者への依頼が確実です。
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ここではオリジナルグッズ Zを使った、簡単なアクリルスタンドの注文方法をご紹介します。
ネットで写真から作るアクスタの作り方、注文方法
- アクリルスタンドを選択する
オリジナルグッズZのアクリルスタンドからお選びください - サイズを選択する
50mm×30mm〜280mm×240mmまで、9パターンからサイズを選択できます - 4.台座オプションを選択。
長方形や円形からイルカ型、ニャンコ型まで15パターンから選択可能です - 入稿方法を選択する
「シミュレーター」にチェックします
※イラストレーター入稿も可能です。テンプレートをダウンロードしてお使いください。 - シミュレーターを起動する
「シミュレーターでデザインを作成」をクリック - 写真をアップロード
「写真挿入」から愛猫の画像を選択、アップロード - デザインを作成
拡大・縮小・位置調整で最適な配置に - 注文確定
「このレイアウトで購入する」をクリックして購入手続きへ
フリーカットのアクリルスタンドに使う画像は、画像の背景を切り抜いておきます。
背景の透過(削除)の方法や役立つサイトを背景を削除して透過、透明にするサイト5選を徹底比較で解説しています。

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