オリジナルグッズを作るということは、それはまさしく「創作活動」であります。
創作活動を行う上で避けては通れないこと、それは「権利」です。
グッズ作りに関して、大きくかかわってくる3つの権利「著作権」「商標権」「肖像権」に関して、ご説明いたします。
1. 著作権とは
著作権は、創作者が自らの作品を独占的に利用・許諾できる権利です。文学、音楽、美術、写真、プログラムなど、多岐にわたる創作物が対象となります。日本では、著作権は作品が創作された時点で自動的に発生し、著作者の死後70年間保護されます。
2. オリジナルグッズ制作における著作権の注意点
• 他者の作品の利用: 他人のイラスト、写真、キャラクター、ロゴなどを無断で使用すると、著作権侵害となります。必ず権利者から許諾を得てください。
• 二次創作: 既存の作品を基に新たな作品を制作する場合(例: パロディ、リミックスなど)、原著作権者の許可が必要です。
• フリー素材の利用: フリー素材を使用する際も、利用規約を確認し、商用利用の可否やクレジット表記の必要性を確認してください。
3. 商標権について
商標権は、商品やサービスを他と区別するための名称やロゴ、マークを保護する権利です。他者の商標を無断で使用すると、商標権の侵害となります。特に、有名ブランドのロゴやキャラクターを使用する際は注意が必要です。
ちょっとでも世に知れ渡っているロゴやキャラクターのすべては、この「商標権」によって守られていると思ってください。
4. 肖像権について
肖像権は、個人の写真や映像が無断で使用されない権利です。有名人だけでなく、一般の人々にも適用されます。他人の写真をグッズに使用する際は、本人の許可を得る必要があります。
5. 著作権侵害の具体例
• 無断でのキャラクター使用: 人気アニメや漫画のキャラクターを許可なくグッズに使用する行為。
• 他人の写真の無断使用: プロの写真家が撮影した作品や、他人のSNSからの画像を無断で使用する行為。
• ブランドロゴの模倣: 有名ブランドのロゴを模倣したデザインを使用する行為。
6. 著作権侵害を避けるための対策
• オリジナルデザインの作成: 他者の作品に依存せず、独自のデザインを制作こと。
• 権利者からの許諾取得: 他者の作品を使用する場合は、正式な許可を得ること。
• 専門家への相談: 著作権や商標権に関する疑問がある場合は、弁理士・弁護士などの専門家に相談すること。
7. 法的リスク
著作権侵害が認められた場合、損害賠償請求や差止請求、さらには刑事罰(10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金)が科される可能性があります。商標権侵害・肖像権侵害の場合も、同様の罰則が適用されることがあります。
知名度のあるなしにかかわらず、他者が創作されたもの無断で使用する行為は、十二分に気を付けてください。
8.「オリジナルグッズが地球を救う」の対応
オリジナルグッズが地球を救うでは、著作権・商標権・肖像権の侵害の可能性のあるデザインや素材を使ったグッズ製作はお断りさせていただきます。
正式な許可を得ていない場合、たとえご自身だけで楽しむ、誰かにプレゼントするなどの理由にかかわらずお請けいたしません。
それらの権利侵害の可能性のある事が判明した場合は、ご注文完了後であっても、キャンセルとさせていただきます。
なお、これらに伴う事項の中で発生した、権利保有者とのトラブル・訴訟に関しては、弊社は一切関与せず、責任は一切負いません。
ご注文前に、権利侵害の恐れがないか、必ずご確認の上ご注文下さい。
これら知的財産にかかわる権利以外にも、法に接触する可能性のあるもの、人権侵害の可能性があるものにも、同様の対応をさせていただきます。
9.権利保有者から正式な許可を得ている場合
権利保有者から正式な許可を得ている場合は、それを証明する書面(契約書など)の写しを弊社までお送りください。
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