珪藻土コースターのメリットとデメリット対策、オリジナル制作で失敗しないコツ

珪藻土とは?

バスマットやコースターなどに商品化されている「珪藻土」ですが、どんな素材なのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

珪藻土は、珪藻(けいそう)という小さな植物プランクトンの化石が堆積してできた天然の鉱物です。珪藻土の元となったプランクトンの殻は、繊細な孔が(あな)無数にあいたレースのような特殊な構造(多孔質)をしています。

「天然のスポンジ」と呼ばれる理由

この無数の小さな孔(あな)こそが、珪藻土の驚くべき機能の秘密です。スポンジのように水分を素早く吸収し、湿度が高い時は湿気を吸い、乾燥している時は水分を放出する。まさに「呼吸する素材」です。

さらに、この多孔質構造は臭いの分子も吸着してくれるので、消臭効果も期待できます。化学的な処理をしていない天然素材でありながら高い吸水性、調湿性、消臭性を備えているのです。

実は歴史ある素材

最近のトレンドのように思える珪藻土ですが、古くから私たちの生活に使われている素材です。断熱性と耐火性に優れているため、七輪や耐火レンガ、建物の断熱材として使われてきました。

今では、その吸水性を活かしたバスマットやコースター、調湿性を活かした壁材など、より身近な製品に応用されるようになりました。

珪藻土コースターが選ばれている理由

珪藻土を使った製品の中でも、特に人気のアイテムの一つがコースターです。「毎日気軽に使える」という手軽さと、他の素材では真似できない優れた機能性にあります。

圧倒的な吸水力で、テーブルはいつもサラサラ

「コースターなんてどれも同じでしょ?」と思っている方にこそ、珪藻土コースターを試していただきたいと思います。コルクやゴム製のコースターに慣れている方なら、その違いは一目瞭然です。

冷たい飲み物を置いたときにできるコップの水滴を瞬時に吸い取り、跡もほとんど気になりません。
グラスが汗をかいても、テーブルに水の輪ジミができることはありません。長く使っていてもベタつくことはなく、テーブルもサラサラなままです。

ビールを飲みながらの長い晩酌でも、最後までテーブルはサラサラのまま。特に夏場の冷たいドリンクには、手放せない存在になるはずです。

使った後のお手入れ不要、いつでも快適

吸水性だけでなく、速乾性も珪藻土の強みです。
珪藻土の多孔質構造によって、吸い取った水分が蒸発しやすいのです。

こまめにタオルで拭いたり天日干ししたりしなくても、次に使うときにはカラッと乾いています。この「何もしなくていい」という気軽さが、毎日使うものだからこそ嬉しいポイントです。

衛生的で、長く使える安心感

水分がすぐに乾くということは、カビや雑菌が繁殖しにくいということ。さらに珪藻土には、ダニなどの微生物を寄せ付けない性質もあります。

お手入れも簡単で、汚れが気になったら軽く水洗いして陰干しするだけ。珪藻土は臭いもつきにくいので、いつも清潔な状態をキープできます。「長く衛生的に使いたい」という方にこそ、おすすめしたい素材です。

どんな空間にも馴染むテクスチャー

珪藻土のマットでナチュラルな質感、石のような落ち着いた風合いは北欧スタイルにも和モダンにも、ミニマルなインテリアにもぴったりです。

シンプルだからこそ、ロゴや模様を加えることで自分らしさを表現することも可能です。オリジナルグッズに採用されることも多く、プレゼントやノベルティとしても喜ばれる、万能アイテムなのです。

珪藻土コースターの弱点やデメリット対策

便利な珪藻土コースターですが、天然素材だからこその注意点もあります。正しく使えば長持ちしますので、ぜひ覚えておいてください。

落としたりぶつけたりしない

珪藻土は見た目以上にデリケートな素材です。石のように硬く見えますが、実は多孔質構造のため衝撃に弱く、落下や強い衝撃で割れたり欠けたりすることがあります。

「コースターなのに割れるの?」と驚かれるかもしれませんが、陶器の器を扱うような気持ちで、丁寧に扱ってあげてください。

水に浸けっぱなしは厳禁

吸水性が高いからといって、水の中に放置するのはNGです。

食器のように洗い桶に浸けたり、食洗機に入れたりすると、内部まで水が染み込んで乾きにくくなくなり、カビや変色の原因になったりすることがあります。

「汚れたから水に浸けておこう」という習慣がある方は要注意です。

直射日光や高温を避ける

早く乾かしたいからといって、直射日光に当てたり、ヒーターの近くに置いたりするのは避けましょう。急激な温度変化で、内部の水分が蒸発して反りやひび割れの原因になります。

風通しの良い場所に置いておけば、自然に乾きます。コップの水滴程度であれば長くても5分ほど、しっかり水洗いした後でも30分もあれば乾きますので「焦らず自然乾燥」が長持ちの秘訣です。

洗剤や漂白剤は使わない

汚れが気になる時も、洗剤や漂白剤は使わないでください。
珪藻土は吸収性が高いため、洗剤成分が内部に染み込んで、臭いや変色の原因になります。

どうしても取れない汚れは、目の細かいサンドペーパーで表面を軽く削るのが効果的。新品のような状態に戻りますよ。

定期的に陰干ししてリセット

「最近、水を吸わなくなった気がする」と感じたら、それは内部に吸収した水分や臭い成分が溜まっているサイン。風通しの良い場所で陰干しすれば、内部の成分がゆっくりと蒸発・放出され、元の吸水力が戻ってきます。

特に梅雨時など湿度の高い季節は、定期的な陰干しがおすすめです。このひと手間で、珪藻土コースターの寿命はぐっと長くなります。

オリジナル珪藻土コースター作成で失敗しないための4つのポイント

最近では、オンラインで簡単にオリジナル珪藻土コースターが作れるようになりました。お気に入りの写真やデザインを送るだけで、世界にひとつだけのオリジナルコースターが完成します。

しかし、珪藻土ならではの特性を理解していないと「思っていたのと違う…」という結果になることも。実際に作成する前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

①使用による変化を理解しておく

珪藻土コースターは消耗品です。
毎日使っていれば、水分の吸収や摩擦により、少しずつ色褪せたり摩耗したりします。これは素材の特性上避けられません。

そのため「大切な家族やペットの写真を使いたいけど、その上にコップを置くのは…」と躊躇される方も少なくありません。特に、オリジナル珪藻土コースターをギフトとして贈る際は気をつけた方が良いかもしれません。

ただ、ナチュラルでシンプルな珪藻土コースターはおしゃれなインテリアになります。飾って楽しむのも一つの選択肢ですね。100均にある小さなイーゼルに置くのもおすすめ。

②彩度は気持ち高めに

珪藻土の地色は白〜アイボリー系のマットな色合いでインクが沈みやすい特性があります。印刷のインクが染み込むと、画面で見るより落ち着いた印象になります。

「鮮やかな色にしたはずなのに、くすんで見える」というのはよくある失敗。カラー印刷するデザインは、あらかじめ彩度を少し上げておくと、イメージ通りの仕上がりになりやすいです。

③文字やロゴは思い切って大きく、太く

珪藻土は表面にややざらつきがあります。
微細な凹凸にインクが入りにくいため、細い線や小さな文字の印刷はかすれやすくなります。

文字やロゴは「少し太いかな?」と思うくらいでちょうどいい視認性を確保できます。フォントもゴシック体のようなシンプルなものを選ぶと、くっきりとした仕上がりになります。

④素材の風合いを活かすデザインのコツ

珪藻土の魅力は、その自然な風合いにあります。全面にベタ塗りするより、余白を活かしたシンプルなデザインだと素材の良さが引き立ちます。

例えば、ワンポイントのロゴや線画、淡いカラーのイラストなど。素材の質感と相まって、市販品にはない温かみのある仕上がりになります。北欧デザインのようなミニマルなデザインとの相性も抜群です。

オリジナル珪藻土コースター作成は「オリジナルグッズZ」におまかせ!

オリジナルグッズZでも珪藻土を使ったオリジナルコースターを1個から作成できます。

オーソドックスな使いやすい円形タイプの珪藻土コースターは吸水性、速乾性、消臭性に優れ、ナチュラルな色味と質感はシンプルなデザインやイラストが特に映えます。

1個690円〜ととてもお求めやす価格設定で、2個から個数割引でさらにお得にまとめ買いができます。

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毎日のティータイムにお気に入りのデザインのコースターがあるだけで、ちょっと特別な時間になります。ぜひご検討ください