「画像の背景を透過、透明化する」いわゆる「切り抜き」は、印刷物やWebで使用する画像でも多用されますが、アクリルキーホルダーやアクリルスタンドなどのフリーカット(ダイカット)のグッズ作りで欠かせません。
この記事では、無料で使えるおすすめの背景削除サービスを厳選し5サイトの特徴や料金プランなど詳しくご紹介します。
背景削除サービスとは?
背景削除サービスは、画像の被写体以外の背景部分を削除して透過画像(PNG)にするオンラインツールやソフトです。
今までは、Photoshopなどの画像編集ソフトを持っていないと、背景を除去した画像を作ることができませんでしたが、このようなサービスの登場により、チラシなどの印刷物作りはもちろん、商品画像やSNS投稿、ビジネス資料作成など多くの場面で使いやすい画像が誰でも作ることが出来るようになりました。合成した画像を作ることもできるようになります。
背景削除ツール選びのポイント
背景削除ツールを選ぶ際の重要なポイントは以下の3つです:
- 操作のカンタンさ:初心者でもカンタンで直感的に操作できるか。
- 処理速度と精度:短時間でイメージに近い結果が得られるか。
- 料金プラン:無料版があるか、有料版との違いを確認する。
厳選背景削除ツール5選
1. remove.bg

- 概要
背景削除ツールの代表格。AI技術で高速・高精度な背景除去が可能です。 - 特徴
- 処理速度が非常に速い(5秒以内)
- 無料版では低解像度ダウンロードのみ
- 高解像度ダウンロードは有料(1枚あたり料金)
- 料金プラン
- 無料:低解像度のダウンロード
- 有料:高解像度ダウンロードは1クレジットから
- 対応形式:JPG、PNG
- 公式サイト:remove.bg
2. Pixlr

- 概要
画像編集ウェブサービスの老舗「Pixlr」が提供する画像編集機能を備えたオンラインツールで、背景削除機能も無料で利用可能です。 - 特徴
- ワンクリックで自動背景除去
- 編集機能が豊富
- 料金プラン
- 無料:すべての基本機能が利用可能
- 有料版(Pixlr Premium):追加編集機能が使える
- 対応形式:PNG、JPEG
- 公式サイト:PIXLR
3. PhotoRoom

- 概要
背景除去とデザインテンプレートを組み合わせて使えるツール。アプリ版も提供されています。 - 特徴
- ワンクリックで背景削除
- 無料版でも透過画像をダウンロード可能
- 料金プラン
- 無料:背景除去機能が利用可能
- 有料(PhotoRoom Pro):高解像度出力、透かし削除など
- 対応形式:JPG、PNG
- 公式サイト:PhotoRoom
4. Fotor

- 概要
初心者も使いやすい写真編集ツール。自動背景削除機能を備えています。 - 特徴
- 自動背景削除と手動調整が可能
- シンプルな操作性
- 料金プラン
- 無料:基本的な背景削除機能
- 有料(Fotor Pro):高解像度出力や追加編集機能
- 対応形式:PNG、JPG
- 公式サイト:Fotor
5. Canva

- 概要
デザインツールとして話題のCanva。Proプランで背景削除機能が提供されています。 - 特徴
- ワンクリックで背景削除
- デザイン編集機能と組み合わせて利用可能
- 料金プラン
- 無料:背景削除機能は非対応
- 有料(Canva Pro):背景削除機能が利用可能(初回30日間無料トライアルあり)
- 対応形式:PNG、JPG
- 公式サイト:Canva
各ツールの比較表
ツール名 | 無料プラン | 有料プラン | 特徴 |
---|---|---|---|
remove.bg | 〇 | 高解像度出力は有料 | 高精度・高速 |
Pixlr | 〇 | Pixlr Premium | 画像編集機能付き |
PhotoRoom | 〇 | Pro機能 | テンプレート豊富 |
Fotor | 〇 | Fotor Pro | 手動調整可能 |
Canva | × | Canva Pro(必須) | デザイン機能強化 |
背景削除サービスの活用シーン
- オリジナルグッズ作り:フリーカットのアクリルグッズなどのオリジナルグッズ作りには必要
- ECサイト商品画像:背景を削除して商品を際立たせます。
- SNS投稿:目を引く画像を手軽に作成します。
- ビジネス資料・プレゼン:わかりやすい資料に仕上げます。
- YouTubeサムネイル:効果的なサムネイル画像を作成します。
まとめ
背景削除ツールを活用することで、時間やコストを大幅に節約しつつ、品質の高い画像を作成できます。
- 無料で手軽に使うなら「remove.bg」や「Pixlr」
- デザイン編集も必要なら「Canva Pro」や「PhotoRoom Pro」がおすすめ
自分の目的に合ったツールを選んで、思い通りのグッズ作りを実現しましょう!